チャドクガに刺された痒みをアイロンで治す

そろそろチャドクガの季節なので、去年チャドクガに刺されたときに2日で治したやり方を書いておきます。

3日目くらいに試して、次の日のうちに大体治りました。

ただしかなり危険な方法なので、もしやりたい方は自己責任でお願いします。

 

 

チャドクガに刺されるとどうなるか

チャドクガに刺されると広い範囲に湿疹ができたようになり、とにかくものすごく痒いです。

毒針毛とよばれる0.1mm程の毛が原因で、掻くと掻いた手の方に移ってさらに範囲を広げていきます。

私は最初チャドクガと気づかずにいて、掻きまくった結果全身に広げてしまいました。

痒さは1~2週間続くとされています。


ネットの対処法

以下はネットでざっと調べた対処法です。

応急措置として有効です。

  • ガムテープで毒針毛を取り除く: 患部を中心にガムテープ(粘着テープなら何でも)でペタペタやります。
  • 流水で洗う: 水で毒針毛を洗い流します。
  • 軟膏を塗る: かゆみ止めの軟膏を塗ります。しかし市販の薬ではあまり効果ないようです。
  • スプーンをお湯で熱してあてる: スプーンを50℃以上のお湯で温め患部に充てると、痒みが引き、毒も無毒化できます。ただ温度管理が大変なうえに、ちまちまと面倒です。

 

すぐ治した時の方法

毒針毛は一度付くと、なかなか完全にはとり切れません。その間ずっと痒みを与えてきます。

そこでチャドクガの毒の性質を利用します。

どうやら50℃以上になると毒の大部分は無毒化されるようです。

 

すばり、アイロンを肌にあてます!

頭おかしいと思った方は、読むのはここでやめて他の対処法を探してみてください。

 

注意点

当然ですが、やけどの可能性があります。

 

人間の皮膚は50℃なら3分ほどは耐えてくれるそうです。

しかし55℃なら30秒、60℃なら5秒でやけどです。

そしてアイロンは10℃くらい1~2秒で上げてきます。

 

やけどを防ぐためには、正確な温度管理が必要です。

 

用意するもの

用意するものは非接触型の温度計と、アイロンです。

温度計は以下の画像のような非接触型のものを用意してください。
アマゾンとかで売っています。

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これでアイロンの底面の温度をチェックします。

 

手順

  1. アイロンを50℃~55℃くらいに調整します。
    電源が切れるか切れないかくらいの低温が、そのくらいかと思います。
    もしアイロンがその温度に調整不可なら、一度高い温度にして、電源を切り50℃強まで冷えるのを待ちます。
  2. 必ず温度計で温度をチェックしてください。
  3. 患部にアイロンを数秒間当てます。やけどしないよう時間を調整してください。

以上で終わりです。

熱の効果で痒みは即座にひくと思います。

そのあとやや痒みがぶり返します。どうもチャドクガの毒は複数の成分で成り立っているらしく、50℃程度では分解されないヒスタミンも含まれるそうです。

しかし毒針毛の毒の大半は無毒化されているので、そのまま快方に向かうはずです。

我慢が出来ないときはかゆみ止め軟膏を塗るか、もう一度アイロンをします。

 

念のためにすること

毒針毛は触れた場所ありとあらゆるものに移っています。

そこら辺を無毒化しておかないと、毒針毛が移りなおしてきて、症状がぶり返すはずです。

  • 寝具や椅子
  • 着ていた服

などに重点的にアイロンを当てていきましょう。

やけどの心配がないので、温度は素材に合わせてがっつり上げます。


改めて注意

やる場合はやけどに注意してください。

私は一切責任を取りません。


正式な対処法

正式にちゃんと対処したいなら、医者に行くことをお勧めします。

しかし、どんな医者でもチャドクガの被害を2~3日では治せないと思います。