パソコンのSSDが容量不足になったので、大容量のものに交換しました。
ここで困るのが古い方のSSDをどうするかです。
容量たったの32GB、売るにしても安そうです。
データ0埋めとかもSSDの場合面倒なので、物理的に壊すことにしてみました。
意外と簡単だったのでメモ。
壊すSSDを用意します
今回壊すのは、このSSDです。
今まで大変よくがんばってくれました。まだ十分使えるので、少し心が痛みます。
どうやって壊すかですが、SSDは衝撃に対してかなり頑丈なので、ケースが付いたまま壊そうとするのはやめておきます。
SSDの頑丈さはどのくらいか調べてみました
SSDのカタログ上の頑丈さを調べてみました。
いくつかのメーカーのSSDを調べてみましたが、すべて耐衝撃性能は1500G/0.5msとなっていました。
いまいち実感のわかない数値ですが、こちらのSSDメーカーCrucialのサイト(HDDは壊れるのに、SSDが壊れないのはなぜ?|HDDとSSDの違い|HDD VS SSD|Crucial Japan)によればサッカーボールキックとバットでぶっ叩く衝撃の中間の数値らしいです。
かなりのものですね。
しかもIntelに言わせれば、それでも壊れるとは限らないという事のようです。
バットでめちゃくちゃに叩いて「それでも使えるぜ!」みたいな動画を公式で出しています。
シリーズになっていて、他にもボーリングの的にする動画とかありました。
外からトンカチで壊す、とかは簡単ではなさそうです。
(追記)ケースの頑丈さかと思っていましたが、M.2のようなむき出しタイプの耐衝撃性能も1500G/0.5ms表記なので基板自体も頑丈なようです。
蓋を開けます
そんなわけで、まずは蓋を外します。
蓋を外すために、小さめのマイナスドライバーを用意します。
マイナスドライバーを適当な隙間に突っ込みます。
このSSDにはネジとか爪は使われていませんでしたが、そうでないものもあるようです。
その場合は、まずはネジや爪を外してください。
てこの原理でグイっと蓋を押し上げます。
後は手でも外せます。
メモリチップを壊します
蓋を開いたSSDです。
真ん中の二つの大きなチップがメモリチップです。数や配置は製品ごとに違います。
ここにデータが保存されています。
実はメモリチップを壊した後に撮ったので、写真ではすでに壊れています。
メモリチップと基盤の間に、先ほど使ったマイナスドライバーを差し込みます。
後はマイナスドライバーをこねるように動かせばメモリチップは破壊されます。
真っ二つに切り離せますので、十分かと思います。
てこの原理を使うので、力はほとんど要りません。
簡単でしたね。
ストレージ処理業者もいまいち信用できないところがあるようなので、役所とかの重要な個人情報を扱うところは自前で処分すればいいんじゃないかと思います。
(追記)
どうも基板の裏側にもチップが付いていることがあるようです。
油断していました。
でも今回のはメモリチップに16Gの表記があるのが2枚、まあ大丈夫でしょう。